今日、楽しみにしていたエレーヌ・グリモーのコンサートに行ってきました。今月17日にも行った北九州国際音楽祭の最終日にあたるコンサートです。
アンドリス・ネルソンス(指揮)、エレーヌ・グリモー(ピアノ)、バーミンガム市交響楽団による演奏です。曲目は、
ベートーヴェン:バレエ「プロメテウスの創造物」序曲
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 二短調 Op.15
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
ブラームスのピアノコンチェルトは事前にCDで聴いていましたが、期待以上に感動してしまいました。今回の来日公演のオケはCDのオケとは違いましたが、指揮者とソリストが同じなので基本的な解釈は変わらず表情豊かで素晴らしかったです。
何と言ってもエレーヌ・グリモーの演奏に魅了されてしまいました。ピアノの音色、音楽感、様々な技巧、集中力、知性・・・等々並べれば限がないですが、どれをとっても素晴らしかったです。そして、美しい。今回は、シンプルな装いで髪もカチュウシャで演奏の邪魔にならないようにしている感じでしたが、音楽に向き合う姿勢に真があり情熱的でそれが内面からでているようでした。第1楽章のオケとピアノの対話、情熱的なパッセージも聴きごたえがあり、第2楽章のロマンティックな情感溢れる音色、第3楽章のダイナミックだけど細部まで色んな表現が展開されて本当に素晴らしかったです。
ブラームスが改めて好きになりました。
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